オーディオってタヒボ茶の美味しい飲み方を極めるくらい難しいですね。
各人が感じる感想として「音の厚み」とか、「スピード感」とか、そういう表現でしか感想を伝えられない時点で、自分の感じた主観を他人と共有できないのが致命的ですよね。結局そういうところで齟齬が起きるし、そういうところで食い違いが起きるし。
また、聴くソース、環境、スタイルによって求めるものが全く違うというのも面白いところです。
クラシック、ジャズを揃えて聴くひとがいれば、流行のポップスしか聴かないよなんていう人もいるし、アニソンやエロゲの再生にン十万費やす人も居ますね。
音響設備を整えた専用のリスニングルームを作っちゃいました!ってな人がいると思えば狭くて散らかった部屋に巨大な高級スピーカーやら、大量の機材を置いて「オーディオやってます!」みたいな人も居るし、自宅がスピーカーをキチンと鳴らす環境にないから、その代わりにしっかりしたヘッドホンでしっかり聴くよという「自称プアオーディオ」のような人だって居ますねぇ。300円のPCスピーカーでMP3しか聴かないけど「同じビットレートのMP3でもエンコーダによって違うから」なんていう人も居るわけで。当然、どれが良いとか悪いとかじゃないんですよね。それぞれがその人にとってのベストという意味で。