真空管アンプについて

特性や、性能を追求していって、なにか大事なモノを今のオーディオは置いてきてしまったのかも
と考えさせられます。
真空管アンプの音もそんな気がしますね。

真空管アンプも、本当に色々なアンプがあって、ひとくくりに「真空管アンプの音」と評することはできないですよ。みんな大好きな直熱三極管もあれば、双三極管もあるし、5極管や、3極と5極が1つになった複合管なんてのもあります。
回路もたくさんあって、シングル、パラシングル、プッシュプル・・・

設計する人でも全然違うし、作る人によっても音が違います。昔、真空管アンプを使用する小劇場がありましたが、そこの音もなかなかでした。

まあ、でも、真空管ポイ音、バイポーラポイ音、FET臭い音、デジタルアンプ臭い音てのは確実にあるので、マクロの視点かミクロの視点で語るかって話しはあると思います。

ちなみに私は、直熱3極管好きで、FET臭いのが大好きです。
その中でも特に2A3が好きです。2A3のシングルなんて、性能的には1桁W程度の出力しかありません。
でも、それに古い30センチ口径ぐららいのフルレンジだけで聞く音は現代的なワイドレンジ、低歪の音とは全然ちがう魅力がありますよ。